2日目の流れ |
ストーリー筆者 みなみ/北海道中富良野町
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気持ちの良い朝。木々の中に点在するコテージに宿泊していたので、朝食会場への移動も自然のエネルギーを体いっぱいに感じることができました。
私自身、Art of Hostingについての情報は、ほとんど知らずに初の参加で、しかも知り合いもおらず、たった一人で申し込んだので、実は合宿中の学び以外の時間に居場所があるかちょっぴり心配もあったりして。 けれど、同じテーブルの方とすぐに打ち解けることができて、互いのいろいろな経験を話しながら、初めてお話ししたのに、すごく深く話を聴いてくれる心地よさを感じて、そんな心配もすっと消えていきました。 そして朝食会場から学びの会場への移動も、森の中を通って自然のエネルギーに包まれながらのお散歩となりました。 会場に着くと、音楽を奏でている参加者もいて、「この場は自由に自分のまんまでいいんだよ」と言ってくれているような気持ちがしてホッとしました。 会場に着いた人から順に、まずは、昨夜のチェックインで問いかけられた「何を学びに来たのか、学びの意図は何か」そんな問いの答えを書いた木のうちわを壁に貼っていきました。私も前の晩に自分で書いたその言葉を意識しながら席につきました。 午前中は「ケイオディック・パス」「四相の実践」について学ぶ時間。 「カオスCHAOS」と「秩序ORDER」の間を通り抜ける「ケイオディック・パス」こそ「創発」のエネルギーを生み出すのだという概念を知ることで気持ちが救われる気がしました。 私自身「カオス」の場にいることを無意識のうちに恐れて、目の前に起こっている出来事を「コントロール」しようとしていたのだということに気付かされました。 決して「カオス」は悪ではなく、カオスと秩序の間にある「ケイオディック・パス」にこそ、新しいものを生み出す力が生まれるのだということを知って、「カオス」の中に在る不安定な状態すらも、新しい何かを生み出すために必要不可欠なことなのだと腑に落ちました。 人間も森と同じ自然の一部。複雑に影響を与え合う多様性の中に生きる私達人間の問題は単純に機械を直す道具ではなおせない、と受け止められた言葉もとても印象に残っています。 そして「四相の実践」では、「ここに在る(Host Yourself)」「参加する(Participate)」「他の人をホストする、貢献する(Host Others)」「共に創る(Co-Create)」という四相について、「自分がパワーを感じる/苦手と感じる」それぞれ4つのグループに分かれ、三人一組で「この実践について、どんな知恵をシェアできる?」など、似た者同士だけど全然違う互いのストーリーに耳を傾け合う時間がとても心地よかったです。 お弁当の時間を挟んで午後は「ダイアログ」や「呼吸のパターン」等についての学びでした。 まず「ダイアログの原則」として【意図をもって話す】【学ぶために聴く】【自分の影響に気づく】そして共にダイアログの質の責任を持つ、ということを学び、実際に「ワールドカフェ」で対話の練習をしました。 人それぞれのストーリーに耳を傾けると同時に、私自身の発した言葉にも深く問いかけてもらえたことがとても嬉しく感じられました。聴いてもらえるってこんなにも有り難いんだ、と。 深く聴いてもらうことで、自分の中にある、けど、まだ言葉にはできない何かしらの質感に触れる気がして、私はそんな風に自分の内側を掘りさげていく作業が好きだったということ、日々に忙殺されてきっと忘れていました。 呼吸のパターンの中ででてきた「もやもやゾーン」の話もとても印象的です。とても抱えていることができなくて「もやもや」から逃げ出したくなるのだけれど、このゾーンがきっと新しい何かを生み出す機会。 こういったもやもやを抱えていられる強さがほしいな。日々意識して実践練習ですね。 夕食のあと、夜の時間はケイトリンバーがOPEN! インプロ(即興)のゲームをすることでまた一段と一人ひとり距離が近づいた気がします。すっごく笑った!楽しかった! 新しいことにチャレンジする人を勇気づけるのは、失敗したっていいじゃないって笑っちゃう雰囲気。失敗大歓迎!なので失敗したらみんなで「まあすてき!」って盛り上げちゃう。インプロを通じて遊びながらそんな学びも手に取ることができた濃密なDay2でした。 |