1日目の流れ
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ストーリー筆者 風子/群馬県
田んぼに囲まれた道を登り、木々のアーチをくぐり抜けて到着したリソル生命の森・フォレストアカデミー。ここでArt of Hosting Nagara 2019の4日間が始まりました。
全国から飛行機や新幹線、フェリーや電車、車を使ってそれぞれの想いを胸に抱えてやってきました。 受付に行くまでに、Art of Hostingに来たのかな?という人とたくさんすれ違いました。大きな荷物を手に、自然体な、どこか独特のオーラを持っている人が多いなぁと感じていました。 受付ではウェルカムドリンクとして、ミントのような香りのするハーブとオレンジの香りが混ざった美味しい炭酸水をもらいました。鼻と喉の奥にガツンと来る自然の豊かな味でした。 人が増えてくるにつれ、再会を喜び合う姿が見られたり、緊張とわくわくの顔をしている人がいたり、外に散歩に出かけたりとそれぞれの時間を過ごしていました。 ディナー会場に入り、ビュッフェ形式で用意された豪華な料理たちに、自然と会話が始まっているように見えました。外がよく見える、大きな窓ガラスが半円状にあり、それに沿うようにテーブルと椅子が並べられていました。私たちは各々好きな場所に座り始めました。お隣さんはまだ出会ったことのない人です。 席に座ると自然と目の前の人や隣の人と会話をし始めました。どこから来たんですか?普段はどんなことしているんですか?なんで参加しようと思ったんですか?今どんな感じですか? ホールのような会場のつくりで、遠くの人の声がこちらまで飛んでくることもあり、それが面白くてきょろきょろしている人もいました。 食事がひと段落したころ、全体でのウェルカムメッセージに続き、こんな問いが投げかけられました。「このアートオブホスティングに到着してどう感じていますか?」「この合宿のあなたの学びの意図は何ですか?」近くの人と二人組になってお話しました。 それから丸いうちわをいただきました。木を薄く切ったそれは、とてもとてもいい香り。私たちはそれぞれの静寂の時間を持って、そのうちわにここへ来た意図を描きました。そうして、一人一人が名前とうちわに描いたことをお話してこの4日間にチェックインしました。 Art of Hostingに初めて参加する人もいれば、もう3、4回参加している人もいたり、年齢の幅も広かったです。赤ちゃんと一緒にも参加している方もいました。 こうして一人一人の表情と声と想いを受け取って、この人たちとこれから学び合うのだという感覚が生まれました。 モーニング・プラクティスのお誘いもありました。学びの時間が始まる前に、自分を整える時間。こんなことを一緒にしませんか?と誰でも呼びかけられ、鼻笛や合唱など、後に色々な朝活が生まれました。 お腹もいっぱいになり、みんなでこの4日間へチェックインし、器になることができました。 それぞれの足並みで三人、四人部屋のバンガローへ帰り、明日に向けての時間を過ごしました。 バンガローは木でできていて、温かみがあり、別荘のようでした。一人で寝るには大きいくらいのベッドもありました。林間学校のようなわくわくする造りでした。 バンガローが集まるその場所は、小さな村のようで、街灯に照らされる地図があったり、そこに集まる虫たちがいたり、芝生を囲むようにしてバンガローが並んでいたり、木々や植木に花が咲いていたり、遠くではカエルの声が聞こえたり、まさに自然の中にあるという感じでした。そうして私たちのDay1は過ぎていきました。 |