2日目の流れ |
ストーリー筆者 間宮 大貴(参加者)
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Day2 「私たちの器」
【ハーベストバック/チェックイン】 静かな朝から始まりました。 ハーベストバックで行ったのは「私の器」を見つめること。 約70人の参加者は思い思いの姿勢で、目を閉じなるべく情報のない中で、自らの中にある「器」と向き合いました。 その器はどんな“形”“大きさ”“色”をしていますか? その器に今、何が入っていて、今日何を入れたいですか? 今日までのことを振り返りながら、今日の学びに向かう そんな「私の器」を見つめる時間でした。 【ケイオディックパス・四相の実践】 「あなたは列車ですか?それとも草や木ですか?」 そのような問いかけから話は始まりました。 多くの人が頭に?を浮かべつつ、これから始まる学びにワクワクしているようでした。 「統制とカオス」 人や物を乗せ決められたレールを定刻通りに走る列車、 対して芽を出し天候などに左右されながら伸び続ける草木。 「列車と草木」「統制とカオス」 これは個人にもつながりにも通じるところがある。 目標を定め、その達成のためにルールを定め、ルール通りに事を進める ゴールの見えない中、共通事項も少ない中、新たなものをうみだす。 その間を歩くのが「ケイオディックパス」。 統制とカオスの中間、行き来。 偏り過ぎてはしんどいこともある。 だから、自分の判断で時に間を、時に移りながら歩くこと。 私はなんだか「人らしい」歩き方だなと思いました。 忘れてはいけないのは、その両方が必要だということ。 片方だけでは暮らしやすい環境にはなりにくい。 時に間を、時に移りながら その時に大切なのは「判断すること」「自分の声を聞くこと」「受け入れること」。 次にケイオディックパスの歩き方、四相の実践を学びました。 ①自分をホストする ②参加する ③他の人をハーベストする ④一緒にやる、共創する まずは自分が得意だと思う実践を選び、そこに集まった人たちで話し合いをしました。 「何を心がけてる?」「どのように実践している?」 私は④のグループに参加。模造紙いっぱいにみんなの声が埋まっていき、新たな発見、驚きがありました。 次に自分が苦手だと思う実践へ移動。得意な人たちの声を頼りに話し合いました。 「この言葉はどういうこと?」「これはどうやってやるんだろう?」 自分の中に無い実践のコツを学ぼうと話し合い、休憩に入っても沢山の話し合いが続いていました。 「余白を作る」 そう書いた私の言葉に 「これってどういうこと?」 と尋ねてくれる人もいて、素直に嬉しく、自らに無い実践を学び、自らの実践を見つめ直す機会になりました。 【リビングシステム】 初めて聞きました「生き物力」。 「生き物は、自己組織化し、創発をもたらすことができる 一人ひとりの中に既にある、けれど発揮の度合いは個人差有り」 なんやそれ?(関西弁)って思いました。笑 パターン11個。多いな〜全然意味分からんし… 「この中でパッときた項目を選んで移動してくださいー」 そんな中、全然パッと来てないけどパッと来たことにした 「自分で考えた解決策のみを受け入れる」の対話に参加。 このダイアローグではハーベストチャンスの「グラフィック・ハーベスティング」が行われ、11の各グループに「書く人」が参加し、ハーベスティングを行いました。 話していく中で 「生き物力≒わがまま力」? という考えが自分の中に生まれました。 そこには自分が我慢する生き方をしてきた部分が多く、伏せてきた「わがまま」が肯定されているように感じました。皆さんはどの様に感じましたか? 一人ひとりの考え方、感じ方、学びがあったように思います。 【ランチタイム・餅つき】 お寺へ帰り、食堂へ入ると 青いビニールシートに餅つきの杵と臼が。 見た瞬間、直感的に「うつことになるだろうな…」と思いました。笑 その20分後位には実際にうっていて、めちゃくちゃしんどいけど それを取り囲む温かな空気を感じ、特別な時間となりました。 スーパーミールチームの皆さん、ありがとうございました。 【オープンスペーステクノロジー】 大きなサークルの中央には、 秋を感じさせる色鮮やかな草木が飾られ その周りには20枚ほどのA4用紙。 誰かが席を立ち「話したいこと」を書いていく また誰かが席を立ち、書いていく。 「20年後、フツーな毎日でいるために、マジメなつながりがあったら、今何ができるだろうか。」 をテーマに16の「話したいこと」が集まりました。(一部話さないことを含む。) 私は「どんな社会に生きたいですか?」を発案し、「希望」とコラボしての対話が始まりました。 対話を終えて思ったこと話したこと 「例えば、クリスマスプレゼントに『これが欲しい』って言うみたいに もっと気軽にわがままに『こんな社会に生きたい』って言えたら。」 今の日本には抱えきれないほどの社会問題がある、それもまた目に見えている一部分なのかもしれない。 そんな中で、目の前の生活に必死な人が大方で 生活の余裕がなければ、未来や問題に目を向けることもできない。 幸せってなんだろう?希望がないと生きていけない。 と言った話をしました。 マジメに話した後はリラックスしようと色んなテーマに気軽に首を突っ込んでは また次のテーマへと移動しました。 難しい問題から、自分との対話まで 会場のいたる場所であるべき対話が行われていたように思いました。 【ディナータイム】 この日は更なる特別な時間が。 かなでぃさんの誕生日! 唐突に始まった歌声とともに スーパミールチームお手製のくす玉と大きな鮭の塩焼きが運ばれて 「私たちの器」には たくさんの方の支えが詰まった美味しい料理と 今日という1日を共に学び過ごしたつながりと 大きな「幸せ」とが溢れんばかりに盛られていたのでした。 【AIAIナイト】 2日目を締めくくるのはAIAIナイト。 宇宙語で話して、2人ずつでオブジェを作り、みんなで1つのオブジェを作りました。数々の「言語」でないつながりが面白く 常に笑い声の絶えない夜のひと時となりました。 たくさんの笑いと学びとつながりが生まれた1日でした。 プログラムを終え、どっと疲れを感じたり、まだまだ話し足りなかったり ゲストハウスへ帰る人 銭湯へ向かう人 就寝の準備に入る人 まだまだたくさん話してる人 明日のハーベストの準備をしてる人 それぞれの人にそれぞれの居場所があり、学びがある。 「私の器」を見つめた朝から 「私たちの器」が生まれ沢山のものが盛られた、そんな1日でした。 |